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玄米を炊飯器で炊くのって、けっこう難しいですよね。

「玄米モード」を使えば大丈夫!と思っていたのに、結果はボソボソになったり、ベチャっとしたり、芯が残っていたり・・・・。
ふっくらと美味しく炊くには、やっぱり圧力鍋や土鍋を使わないとダメなんでしょうか?

ところが、そうでもないんです。
炊飯器の「玄米モード」でも、玄米を美味しく炊く事は可能です。

この記事では、炊飯器の玄米モードでも「ひと手間」かける事でふっくらと炊く方法をご紹介します。

「玄米モード」で炊いても美味しくない人は?

残念ながら、すべての炊飯器が「玄米モード」さえ使えば美味しく炊けるとは限りません。
それは、炊飯器によって機能や性能がそれぞれ違うからです。

玄米が美味しく炊けるかどうかは、玄米が充分に水を吸っているか?という事が重要です。
充分に吸水できれば、ボソボソになったり、水っぽくなったり、芯が固いなどの食感の悪さは解決します。

では、玄米が充分に水を吸うには、どのくらいの時間がかかるのでしょうか?
玄米を水に浸す時間は、早くて2~3時間、長い時は6~7時間くらいかかります。
やっぱり白米に比べると長いし、ずいぶんと差がありますよね。

この水に浸す時間は、気温によって変わってきます。
それは気温によって水温も変わってしまうからで、夏の一番暑い時と冬の一番寒い時とでは、吸水にかかる時間がまるで違ってしまいます。これでは夏は良くても冬は面倒ですね。

時間をかけたくない人のための裏技

玄米を水に浸ける時間を短縮したいという人は、ひと手間加えると炊きあがりが劇的に変化します。

浸水時間をコントロールする方法

では、どうすればもっと簡単になるのでしょうか?

水に浸ける時間は水の温度と反比例するので、水を温めれば良いのです。
40℃のお湯なら、玄米を浸す時間は1時間で済みます。

玄米を浸すのに、保温効果のある容器を使えば より効果的です。
この温度は高ければ良いというものではなく、40℃くらいが最適のようです。
この方法なら、オールシーズン同じ1時間で簡単ですね。

特殊な方法で精米する

もうひとつの方法として、特殊な精米をするという手段もあります。

家庭用の精米機で、玄米用の機能がついているのがあります。
やわらか玄米モード」というのがあって、玄米の表面に「細かい無数の傷」をつけて吸水しやすくするというものです。

この精米機を使えば、白米と同じように炊く事ができます。

TIGER RSF-A100-R レッド [無洗米機能つき精米機] RSFA100R

玄米モードも吸水もいらない炊き方

水に浸す事が面倒な人には、全く準備のいらない方法もあります。

どんな方法かというと、炊飯器で2回炊くという方法です。
これはかなり大胆ですが、玄米が1時間くらいで炊けてしまう画期的な方法だと思います。

炊飯器に「倍速」や「早炊き」コースがある人は、それを使って更にスピードアップする事もできます。

玄米の簡単な炊き方(3合の場合)

玄米      3合     (540ml)
1回目の水   3カップ   (600ml)
2回目の水   3~3弱カップ(600~570ml)

1.玄米を洗い、水とともに炊飯器に投入
2.「早炊き」で炊飯
3.炊き上がったら→水を入れて、軽く混ぜる
4.もう一度「早炊き」炊飯する

の4ステップで出来上がり♪

そして炊き上がったら、ちょっと蒸らしてくださいね。
これは「びっくり炊き」という伝統的な炊き方を炊飯器で応用しているんですが、とっても簡単ですよ。

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