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原因不明の下痢が続いたり、逆に便秘がちで、いつもお腹に膨満感があってスッキリしない・・・。

最近、こういう話をあちこちで聞く事が増えました。
聞けば、けっこう食事には気を使ったり適度の運動もしているのに、何故かお腹だけは痩せなかったりするんです。

中年になれば、ウエストが太くなるのは仕方がないと諦めもつきますが、腸の不調が続くのは怖いものがあります。

そして、どうしても気になってアレコレと調べていくうちに突き当たったのが「グルテンフリー」というキーワードでした。
日本も食が欧米化して成人病が増えたとかいう話は良く聞きますが、どうやら問題なのは肉食だけではないようです。

この原因不明の下痢や膨満感の正体は「小麦」のせいかもしれず、実際に筆者の家族はそれで症状が収まったのです。
この記事では、小麦の成分「グルテン」を摂取し続けた結果、過敏症を引き起こして免疫に機能障害をきたす人もいるのだという話についてシェアしたいと思います。

原因不明の「腸の不調」

働き盛りの忙しい人の中には、胃や腸の不調を抱える事もけっこうあると思います。
メジャーな所では「過敏性大腸症候群」という疾患がありますが、これはどちらかというと精神的なものですね。

ところが最近、どうやら食事でも不調になる可能性があるという事がわかってきました。
なんと「小麦を食べる事で腸に異常をきたす」という病気があるんです。

「セリアック病」とか「グルテン過敏症」、「グルテン不耐症」など症状にも色々あるようですが、どれも小麦を食べる事で発症する所で共通しています。
パンや麺類を食べる事で穀物類に含まれるグルテンという物質が蓄積すると、このグルテンに対して異常な免疫反応が生まれてしまう事があるんです。

重症になると、慢性的な下痢、体重減少、成長障害などが見られます。
一般的な症状としては便秘、お腹がはった感じ、疲れやすい、頭痛、腹痛など結構ありふれた症状なので、何となく放置してしまう事もあるかもしれませんね。

では、もしこの「グルテン過敏症」だったとして、何か治療法はあるのでしょうか?

お腹の不調を治す方法

お腹の不調は、まずは医療機関で検査してもらうのが一番だと思います。
その上で原因が分からないという場合は「グルテン過敏症」の可能性があるかもしれません。

自分が「グルテン過敏症」かどうかは、3週間 小麦を断つ事で分かります。
何が起こるかというと、お腹の不調が治まります。

じつは「グルテン過敏症」を治すには、今のところ小麦を食べないという方法しかありません。
まだ研究段階で、治療薬が開発されていないんです・・・。

でもマーガリンとかならバターに変えれば良いだけの話ですが、これが「小麦」となるとさすがに厄介です。
パン、麺類、お菓子など、小麦を使っていない食品を探す方が難しいくらいですよね。

その小麦が腸の不調の原因となると、途方もない気分になってしまいます。

ところが、じつは日本人の場合は「和食に帰れば良いだけ」だという事に気付いたんです。

グルテンフリーは思いの外 簡単だった

最初は、食生活から小麦を排除するなんて途方もない事に思えました。
というのは、パンにパスタ、ラーメン、お菓子から天ぷらまで、家族の好物ばっかりだったからです。
ちなみにビールもアウトです・・・。

実際、最初は大変でした。
小麦には依存症に近いものがあり、欠かすと狂いそうになる(笑)ところがあるのです。

でも最初の苦痛を乗り越えた時、なんと体調が変わったのです。
お腹の不快感があった頃の事を思い出すと、もう怖くてパンには手を出す気にはならなくなりました。

そして、すっかり調子を取り戻したら、少しづつ手綱を緩める事もOKにしたのです。
時々はパスタやラーメンも食べますが、でもその時は殆ど「ジャンクフードを食べている」という認識です。
それでも、また元に戻る事はありません。

いまでは主食は発芽玄米だし、麺類が食べたくなったら「そば粉100%のそば」を食べます。
和食を貫くのはひと手間かかりますが、家族の健康には変えられません。

元々日本人はお米の歴史が長いのだから、結局は本来の姿に戻っただけという感じがします。

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