
「ぬか漬け」は、あまり形式に捕われなければ意外と簡単にできます。
安いキュウリが手に入った時だけ、ちょっと漬けたいとか、
夏野菜が手に入る時期だけ漬けたいとか、
「毎日かき混ぜるのはちょっと・・・」
という人のために、簡単で気軽な「ぬか漬けをする方法」をご紹介します。
毎日の「お手入れ」を楽に
ぬか床は、冷蔵庫を使うと管理が楽になります。
乳酸菌の活動が穏やかになるので、毎日かき混ぜなくても良くなります。
ただ、そのぶん漬ける時間も常温より長くなってしまいます。
2,3日かかるので、朝漬けて夕方食べるといった事は出来なくなりますが
毎日の「ぬか床の管理」という煩わしさからは解放されます。
ちょっと大きめの保存容器に入れても良いし、ほんの少しで良いなら「ジップロック」でもかまいません。
ただ、ずっと冷蔵庫に入れていると乳酸菌の活動が低下してしまうので、
1週間に一度は常温で置いて、発酵を促す事が必要です。
素手でかき混ぜるのに抵抗が・・・
ぬか漬けは「手で混ぜる」のが、鉄則とされていますよね。
これは、いかに手軽な「ジップロックぬか漬け」とて同じで、揉むだけではだめです。
ぬか床に空気を入れるのが目的なので、ひと通り空気に触れさせるくらい大胆にかき混ぜる必要があります。
ところが簡易ぬか漬けでは、かき混ぜはシリコンの「へら」で済ませてしまいます。
これを使えば、かき混ぜる前に丹念に手を洗ったり、かき混ぜた後ふたたび丹念に手を洗う手間が省けます。
この手間が省けることで、案外ぬか床の管理も心理的にハードルが下がると思います。
ポイントは、強度補完として鉄の芯が入っているような固めのシリコンのへらを選ぶことです。
適度な硬さで、混ぜるだけの力が加わるけど、タッパに傷を付けずに混ぜる事ができます。
使わない時期は休眠させる
そして我が家のぬか漬けは、キュウリやナスが好きなので「夏」しかしません。
そうすると、秋あたりからだんだん作らなくなり、いつの間にか「ぬか床」がダメになっていた・・・
なんて経験が何度もあります。
そこで冬は「ぬか床」を冷凍する事にしました。
使わない時期も管理をし続けるのは、ちょっと面倒だからです。
入っている野菜が全無くなったら、水分を取り除きます。
そしてジップロックに入れて、空気を抜いたら冷凍庫に入れるだけです。
冷凍をすると発酵は止まりますが、酵母が死滅することがありません。